quality life
人間について 子ども時代 短くて美しき貴重な時間 大人時代 なんていう表現は あまりしないけれど 長くて長くて長い時間 これからもっと長くなる 成人してからの方が 圧倒的に長い時間を生きるように 設定された生き物たち つまり 子ども時代は 短いがゆえの貴重で かけがえのない時間 短いし 劇的に変化するし 美しくて壊れやすい 最高の時間を過ごせた子どもたちは 大人になっても その記憶をベースに 幸福な生活を過ごせる確率が高い という研究データがある quality life には決まったスタイルはない 最高の定義もない それぞれの環境の中で 子どものたちの持つ能力を 最大限に引き出す安全な場所があればいい 音楽や絵画などの芸術の世界 大自然や動物たちとの世界 スクールのような人工的な学びの世界 場所はどこだっていい 厳選された質の高い環境を 設定する大人がいて 子どもたちの能力を 目一杯に伸ばそうと努力をする 大人がいつもそばにいて 幸福な笑いと真剣な学びがあれば 子どもたちは安心して成長していく この小さなクラスで学ぶ子どもたちは やがて成人して 無限の世界へと羽ばたいていく能力を 毎日せっせと磨いている 記憶の奥深くに 幸福な時間を過ごしたこと 学びの時間を持てたこと それらをたたみ込んで 無限の世界へと 幸福な人生を探しに飛び立っていく それまでの時間を 毎日たいせつにしよう